投資の安全性は政府が証明中?年金運用機関GPIF
今回は、「投資の安全性は政府が証明中?年金運用機関GPIF」について投稿します!
早速ですが、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)をご存知でしょうか?
独立行政法人?なんかお堅そう…って思うかもしれませんが、
ざっくり言うと、「将来の年金問題に備えて年金の一部を投資運用する機関」です!
少子高齢化による現役世代の年金負担額増加や、年金受給者の年金額低下
に備えて投資運用で年金を増やしてくれています!
「投資は怖い!」「投資はギャンブル!」みたいに思う方もいるかもしれませんが、
もし本当にそうなら、年金のような大切な資産を投資運用しません!
実際にGPIFは約20年でものすごく資産を増やしてくれているんですよ!
現在の運用額は約199.2兆円で、その内投資で増えた分が107.6兆円です!
つまり、約90兆円の元手を倍以上にしてくれています!
GPIFすごいですよね!ありがたいです!
ちなみにGPIFの投資運用の平均年利は、約3.79%です!
以前紹介した72の法則を使用すると約20年で倍になることが分かります!
全世界株の平均年利が約5%なので、GPIFの運用利回りは少し低いです!
これは、年金という大切なお金を運用しているので、
リスクを抑えた結果、リターンも低くなっているためと思われます!
実際、GPIFの投資先(ポートフォリオ)を見るとリスクを抑えていることが分かります!
以下にGPIFのポートフォリを示します!
ポートフォリオは、外国株式/国内株式/外国債券/国内債券 = 25/25/25/25です!
ざっくりの値動きのイメージは以下のようになります!
・株式:値動き大きい 債券:値動き小さい
・外国:値動き大きい 国内:値動き小さい
・値動き大きい順に 外国株式>国内株式>外国債券>国内債券
投資されている方は分かると思いますが、
債券比率50%はものすごく守りのポートフォリオです!
それでも、年利約3.8%なので、インフレ率や預金金利よりは十分に高いです!
政府が年金という大切な資産を運用していることからも、
GPIFの存在と成果は、「政府が投資の安全性を証明している!」と感じています!
それと、もう一つのポイントは、運用開始から約20年の間に、
リーマンショックやコロナショックがあったことです!
GPIFはこれまでに大きなマイナスを乗り越えてきています!
大きなマイナスがあると投資をやめる個人投資家もいますが、
そうならないようにリスクを管理し、投資を続ける大切さを
GPIFから学べるのではないでしょうか!
大きなショックの後には金融政策による経済回復が見込めます!
実際、GPIFの資産も大きなショックの後に急増しています!
現在は、米国の利上げやウクライナ情勢など、
混乱続きの株式市場ですが、短期視点になって焦るのではなく、
長期視点で投資をしていくことが大切だと思います!
今回はここまでです!
明日は、「投資の心構え 運用成績が良い人とは」について書きます!
明日も見ていただけると嬉しいです!
それではまた明日!